バカにできない砂糖・炭水化物依存症、8つの症状と克服のステップ

心と体の働き

甘いものがやめられない、炭水化物がやめられない・・・そんな気持ちになったことはありませんか?

私はあります!

チョコレートが大好きで、朝ご飯食べたのに、出社後、昼食前の10時半から11時の間にチョコ、15時のおやつにもチョコ、帰り道にもチョコ・・・

食べたら太るしお金ももったいない、どちらかというと食べてもそんなに幸せ感はない、でもやめられないーーーそんな気持ちのループですごく悩んだりしてました。

今日は、もしそんな方がいたら参考にしてほしい食べ物の依存症とその克服法についてご紹介します。

アメリカの健康情報発信メディアhealthlineの記事「Food Addiction — A Serious Problem With a Simple Solution」を参考に、私自身の経験を交えながらお届けしていきます。元の記事はファストフードなどの加工食品依存を克服した方が書かれています。

食べ物依存症(Food Addiction)とは?

薬物中毒者が薬物をやめられないのと同じように、ある食べ物をやめられない状態です。食べ物といっても人それぞれで、主に砂糖や小麦粉を含む炭水化物、加工食品がやめられないことが多いようです。

日々の会話で、「チョコレート依存だわー」とか普通にいいますよね。

中には、異常なくらい食べてしまう、そしてやめられない、苦しい、みたいな人がいます。

私もチョコレートが大好きで、ひどい時にはお土産でもらった500円玉サイズのクランチクッキーチョコレート36個を一晩で完食してしまったこともあります。

このような中毒症状の時は、食べ物の依存状態だったとしても、薬物やアルコール依存状態と反応する脳領域や神経伝達物質の働きは同じなんです。意思の強さに関わらず、ドーパミンが脳を”ハイジャック”してしまうことで起こります。

砂糖や加工食品に含まれる添加物の中には、脳が快感を感じる領域に対して強烈に働きかけるものが多いです。例えばドーパミンのような神経伝達物質が分泌されるようなイメージですね。

食べ物依存症は比較的新しい考え方で、どのくらいの人が苦しんでいるのか、どんな食べ物が対象になりやすいのか、等の統計データはまだありません。

食べ物依存症の8つの症状

依存状態を血液検査などの科学的な方法で確認することはできないのが現状のようです。そのため、他の依存症と同じように、行動によって判定します。

以下は典型的な食べ物依存症の症状です。

  1. 空腹かどうかにかかわらず、特定の食べ物が無性に食べたくなる。
  2. その食べ物を食べ始めると、自分が思ったよりもずっと多く食べてしまう。
  3. その食べ物をお腹が破裂しそうと感じるくらい食べてしまう。
  4. その食べ物を食べた後は罪悪感に襲われる。でもまた食べてしまう。
  5. その食べ物を食べることを頭の中で正当化している。
  6. その食べ物を食べることを止めようとしたり、ルールを作ったりしている。でも成功しない。
  7. その食べ物を食べたことを人に言いたくない。
  8. その食べ物を食べることが体に悪い(太るとかも含めて)とわかっていても、食べたい欲求をコントロールできないように感じる。

この中で4〜5個に該当する場合は、深刻な状態です。6個以上に該当する場合は、食べ物依存症である可能性が高いといえます。

ちなみに私はチョコレートに関して上記1〜8まで全部当てはまっていました・・・。

食べ物依存症は深刻

“依存”という言葉は意外と気軽に使われていますが、本当に依存症だとするとなかなか重大なことです。

依存対象の食べ物が砂糖や炭水化物を多く含んでいたり、添加物たっぷりのファストフードだったりすると、食べ物依存症から病気に発展してしまうリスクもあります。例えば肥満、2型糖尿病、心臓疾患、アルツハイマー病、関節炎や鬱状態など・・・。

こんな病気になるのは避けたい。

でもそれよりも依存症を克服すべき理由があります。

それは、依存症によって、今の、今日の自分の生活が幸せに送れないこと

食べ物依存のせいで、罪悪感を感じたり、食べることを楽しめなかったりして、幸せな日々が過ごせなくなってしまいますよね。想像以上に辛いんです、本当に。

依存の法則

アルコール依存症の人にビールをほんの一口飲ませると一口では止まらなくなります。

タバコも同様、禁煙に成功した人にタバコを持たせると、また喫煙してしまいます。

食べ物も同様です。

一口だけ、一切れだけ…その一口が全てを狂わせるきっかけになる・・・

なので、まずはすごく過激に聞こえるかも知れませんが、「自分は○○依存症かも・・・」と思い当たるものがあるなら、依存症でない人と同じようにその食べ物を食べることはできない、と素直に受け入れてみましょう。

私はチョコレートに関しては依存状態だと認識して、要注意の食べ物として付き合っていこうとしています。

「何事もほどほどが肝心」といいますが、食べ物依存症には”ほどほど”は無理です。

悲しいことに、ほどほどどころじゃ済まなくなるからです(涙)。

依存症から抜け出す準備

いくつか準備があります。やってみましょう。

  • ステップ1:依存している食べ物を書き出す。
  • ステップ2:その食べ物が手に入る場所を書き出す。(そして近寄らないようにする)
  • ステップ3:これから何を食べていくか書き出す。
  • ステップ4:依存を克服することのメリット・デメリットのリストを書き出して、いろんなところに張り出す。そして持ち歩く。

大事なのが、ダイエットするために依存を克服するのではないということ。

ダイエットもしたいし、依存も克服したい、となると一度にやることが多すぎてしまいます。ストレスもかかってしまいます。

依存をやめたら、結果的にダイエットにつながるかも知れません。でも、最優先は依存克服にしましょう。なので1か月〜3か月くらいは減量のことは思い切って忘れてしまいましょう。

そして、依存症を克服する日を決めちゃいましょう!近い方がよいですね。(例えば今週末とか来週中のどこかとか。)

それでも失敗した場合…

やってみたけど食べ物に対する欲求を抑えられない場合、助けを求めてみるのも選択肢に入れましょう。

長期的に依存症克服に成功している人は、ほとんどが何度か挫折した経験があるものです。

何度試しても失敗を繰り返している場合、1人で悩み続ける必要はありません。専門家に相談しましょう。依存症克服の経験を持っている方がベストです。

それか、同じように依存症に苦しむ人たちと集まって話すのも気持ちが楽になるはずです。ちょっとハードルは高いかも知れませんが、どこかでそのようなイベントがないか探してみましょう。

最後に

食べ物依存症は自分自身だけで克服するのが難しい問題です。私は今でもチョコレートをはじめとした甘いものとの付き合い方に苦戦しています。

ただ!なんとかしようと思わない限り、良くならない・・・そしてこんな気分/葛藤が続くのはいやだ!(切実)

なので、問題を認識したら、今(!!︎)なんとかしようと考えてみましょう。そして次のステップを踏み出してみましょう。私もやってみます。

この情報が少しでもお役に立てていますように!

(出典)

healthline,「Food Addiction — A Serious Problem With a Simple Solution

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